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婚活したいと思っていたそうです

夫婦が示すことは

「結婚していない高校時代の友人と話していたときのことです。
彼女は音大出身なんですが、すごくコンサバな考え方をする人で。『三十歳過ぎても結婚できないあたしたちはダメなんだよ』って、終始嘆いていたんです。
同級生の女の子はほとんどみんな結婚していて、安定収入がある旦那さんに養われて、子どもも一人か二人いるのに、それなのに私は……って、ずっと悲観していました」
当時はまだ「負け犬」という考え方もない頃。
女性の生き方の多様性が問われる前夜でした。
婚活は健康ですか

指輪がそうであっても

その話を聞きながら、私は、『ちょっと待てよ』って思いました」
って。
今までの自分の生き方を振り返り、苑子さんの考えが徐々にはっきりしてきます。
「考えてみたら、私、今までの人生の中で、『多数派』だったことってあっただろうか、って思ったんです。
小学校のときも中学校のときも高校のときも、ずっと少数派だったんじゃないかって。
例えば音楽とか映画とかお芝居とかも、メジャーなものを好きになることはあまりなくて、ずっとアンダーグラウンドでマイナーなものに惹かれる傾向にあった。

 

婚活した人々は

そう思ったら、自然と『結婚しないのもアリかな』って思えて、自分で自分を解放できたような気がします」
「女友達」
から恋人、そして夫に……こうして自然体になれた苑子さんのもとに、風のように、新しい恋が舞い込んできました。
「年下の彼と別れた頃から、会社の同僚たちとよくご飯を食べに行ったりドライブに行ったりしてたんです。
その中の一人に彼もいて。
でもちょっと女の子っぽいところがあるから、ずっと『ゲイなのかな?』って思ってたんですよ。
結婚の不幸の兆候ではなく
婚約者がほぼ崩壊したように感じるのです

離婚合意書に署名し家具を分け

二人でよく食事にも行ってたんですが、ご飯食べておしゃべりして『じゃあね』って帰る、ほんとに女の子同士みたいで」
二人のその関係は、苑子さんにとっては理想的なものでした。
「『大人の恋愛』ってどうしても、まずご飯を食べて、二軒目にバーみたいなところに行って、酔った勢いで口説き口説かれ、みたいなのが多いですよね。
私はなんとなくそういうのに違和感があったので、飲みにいってもいつも十一時ぐらいで『じゃあね』と言って帰ってゆくこの関係は、すごく心地よく思えました。

婚活を考えて交際中の男性がいるなら彼の意見も参考にしながら

「クリスマスの連休の日に、かわいい雑貨屋さんがあるからって二人で買い物に行くことになったんです。雑貨屋さんってところがまた女の子同士みたいでしょ買い物が終わって二人で食事してたら、突然彼がプレゼントをくれたんです。
『クリスマスだから』って。すごくびっくりしました。『え!?そうなの!ゲイじゃなかったんだ』というのが正直な感想で(笑)。
私は何も用意してなかったから申し訳なく思いつつ、このときから初めて、彼を異性として意識し始めました」
(笑)
そして年が明け、何度かデートを繰り返す二人。
夫婦が幸せなカップルであることを示しています

夫婦はファッションとして見ていますが


一月の終わりに、正式にお付き合いしようと告白されたそうです。
「しかも遊園地デートで(笑)。高校生カップルみたいですね。
付き合い始めるとき、結婚とか特に意識しないで、自然と付き合っていければいいね、と話しました。
でもゴールデンウィークに旅行先でプロポーズされて、私は迷わずオッケーして。
それから両家のあいさつや引っ越しを経て、翌年二月末に入籍しました。あ、今回は母親も反対しなかったです(笑)」
これまで「結婚」というものに全く積極的ではなかった苑子さん。
「このまましなくてもいいかも」とまで思っていた苑子さんが、こんなにもスムーズに結婚に至った理由やきっかけはどこにあるのでしょうか?
「もちろん、この人だからというのもあるけど、一番大きいのは、やっぱり『流れ』だと思うんです。
流れが、スムーズだった。

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